エンジニアに資格は必要？未経験から活躍するための資格と取得ロードマップを解説

「エンジニアになりたいけど、資格は必要？」
「未経験でも取れるエンジニア資格はどれ？」

このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、エンジニアに資格は必須ではありません。
しかし、未経験からエンジニアを目指す場合、資格は“実力の証明”として非常に有効です。

本記事では、未経験からの資格取得についてわかりやすく解説します。

エンジニアに資格は必要？結論とその理由

結論から先にお伝えすると、エンジニア未経験者ほど資格は「武器」になります！

実務経験が豊富なエンジニアの場合、資格よりも実績が重視されます。
一方で、未経験・経験が浅い段階では、スキルを客観的に示す手段が限られるのが現実です。

そこで役立つのが、エンジニア系の資格です。評価されやすい理由としては、

・IT、ネットワーク、クラウドなどの基礎知識を体系的に理解している証明になる
・「自己学習ができる人材」として評価されやすい
・配属や案件選定の判断材料になる
・客先常駐やチーム開発でも最低限の共通言語を持っていると判断される

特にインフラ・開発・クラウド分野では、資格＝業務理解のスタートラインとして扱われることも少なくありません。

未経験から目指しやすいエンジニア資格一覧

未経験者が段階的に取得しやすく、実務にもつながりやすい資格を紹介します。

CCNAは、ネットワーク分野の基礎知識を幅広く問う、Cisco Systems社が提供するベンダー資格です。CCNAを取得することで、ネットワークの基本構造や仕組みを理解していることを客観的に証明できます。
私たちが日常的にインターネットを利用する際には、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器を経由して通信が行われています。

CCNAの学習を通じて、こうしたネットワーク機器の役割や基本的なコマンド操作を理解できるようになり、未経験からネットワークエンジニアを目指す方の「最初の一歩」として定番の資格です。

Cisco Systems公式サイト「CCNA」

LinuC Level 1は、Linuxの基本操作からサーバの構築・運用・保守まで、業務に必要な基礎スキルを体系的に問う資格です。
OSのインストールや各種サーバ設定、日常的に使用するコマンドなど、Linuxを扱うエンジニアに求められる基本知識と操作スキルが評価されます。

LinuC Level 1に認定されることで、Linuxの基本操作やシステム管理が行えるエンジニアとしてのスキルを客観的に示すことができ、実務に直結するLinux知識を持つエンジニアであることの裏付けとなります。

LinuC公式サイト「LinuC Level 1」

AWS 認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、クラウドサービス AWS の基礎知識と、システム設計に関する理解を問う資格です。

AWSの主要サービスやアーキテクチャ設計の考え方を中心に、可用性・セキュリティ・コスト効率を考慮した構成についての知識が評価されます。

近年はオンプレミスからクラウドへの移行が進んでおり、AWS資格はエンジニア市場での評価が非常に高い資格の一つです。

AWS公式サイト「AWS 認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト」

CompTIA Security+は、情報セキュリティの基礎知識を幅広く問う国際的な認定資格です。

ネットワークやシステムにおけるセキュリティ対策の考え方をはじめ、リスク管理、脆弱性、攻撃手法など、実務で必要とされる基本的なセキュリティ知識が評価されます。

WindowsやLinuxの実際の設定画面を見ながら、セキュリティ確保に必要な手段の理解を深め、セキュリティリスクのある設定や攻撃手法についても理解することができます。

CompTIA公式サイト「CompTIA Security+」

資格は「取れる環境」があるかどうかが重要

エンジニア資格について調べると、「独学が大変」「途中で挫折した」という声も多く見られます。
実は、資格取得で最も重要なのは“学習環境”です。

・何をどの順番で学ぶのか
・実務とどうつながるのか
・わからないときに質問できるか

これらが整っていないと、資格取得は難しくなります。

CLINKSの「資格取得を前提とした研修制度」

CLINKS株式会社では、エンジニア未経験の方でも安心してスタートできることを前提とした研修制度を整えています。
ITスキルだけでなく、社会人としての基礎から段階的に学べる点が特徴です。

マナー研修

・ビジネスマナーの基本
・敬語・電話対応・名刺交換・メールマナー

IT基礎研修

・PC・Windows操作
・ネットワーク基礎（OSI参照モデル、TCP/IP）
・Linux研修
・仮想化技術研修

IT未経験の方でも理解しやすい順序で構成されているため、つまずきにくく、安心して学習を進められるカリキュラムとなっています。

入社時研修を終えた後は、CLINKS独自の研修制度「Training One（トレーニングワン）」にて、より実務を意識したIT技術研修を行います。

Training Oneでは、実際の業務を想定した内容を中心に学習を進め、短期間での資格取得を目標にしたカリキュラムを採用しています。
CCNAやLinuC、AWS、CompTIA Security+といった、インフラ・クラウド・セキュリティ分野で評価の高い資格を目指すことができ、1ヶ月以内に90％以上の方が資格取得を実現している実績があります。

資格取得を明確なゴールとして設定することで、学習内容が整理され、未経験の方でも成長を実感しやすい研修となっています。

Training One公式サイト

資格取得後は、配属先や担当業務に応じた専門研修を実施します。

・プログラム基礎研修
・オブジェクト指向研修
・Java開発基礎研修
・実践力基礎研修
・Java開発応用研修
・実践力応用研修

Javaの基礎から応用までを学ぶ研修や、オブジェクト指向の考え方、Webアプリケーションの仕組み、エラー発生時のトラブルシュートなど、実務で求められるスキルを段階的に身につけていきます。

CLINKSでは、「資格を取って終わり」ではなく、現場で使える力を身につけることを重視しており、研修内容も実践を意識した構成になっています。

配属後も、エンジニアとして継続的に成長できるよう、さまざまな社内研修を定期的に実施しています。

CCNPやJava Silver、SQL、Excel VBAなど、業務やキャリアに応じた研修に自由に参加できる環境が整っています。

同期や同じチームのメンバーと情報交換をしながら学べるため、スキルアップだけでなく、横のつながりを深められる点も特徴です。

各研修については、採用サイトでも公開しておりますので、こちらもぜひチェックしてください。

CLINKS採用サイト 研修制度

まとめ｜資格を活かしてキャリアを築きたい方へ

エンジニア資格は、知識を身につけた証明であると同時に、「これからエンジニアとして成長していける可能性」を示す指標でもあります。

特に未経験からエンジニアを目指す場合、資格は自分の努力を客観的に伝える大きな武器になります。
しかし、資格は取得すること自体がゴールではありません。
大切なのは、その知識をどのように実務へつなげ、経験として積み上げていけるかという点です。

CLINKS株式会社では、資格取得を出発点とし、研修や実務を通じてスキルを定着させながら、段階的にエンジニアとしてのキャリアを築いていける環境を整えています。

未経験からスタートした社員も、基礎を固め、資格を取得し、実務経験を積み重ねることで、
それぞれの分野で活躍するエンジニアへと成長しています。