AI活用事例10選!AIを単なる便利ツールで終わらせないための考え方

2026.01.13

AI技術は一部の先進企業だけでなく、持続的な成長を目指す多くの企業にとって重要な基盤となりつつあります。

ビジネスインフラとしての重要性を増し、ビジネスのあらゆる局面でAIの活用が考慮されるようになり、その導入・活用レベルが企業の競争力に影響を与える時代へと変化してきました。

本記事では、実際に行われているAIの活用事例を紹介し、導入・活用における主要な課題を解説します。

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AI活用の価値や実践のポイントなどについては、下記の記事でも解説しています。

AI活用の経営的価値と実践ポイントを解説! 記事を読む
目次
  1. 【業種別】業務効率を大きく改善するAI活用事例
  2. 医療業界:がん研有明病院×Google(乳がん検出精度の向上)
  3. 建設業界:大林組×NTTコミュニケーションズ(ドローンAIによる現場管理の効率化)
  4. 製造業:株式会社ヨシズミプレス(AI画像検査で品質検査工程を効率化)
  5. 中小小売業:AIによる需要予測
  6. 不動産業:ヒノキヤグループ(AIチャットボットによる業務知識の標準化)
  7. 【部門別】特定業務を支援するAI活用事例
  8. カスタマーサポート:株式会社JR西日本カスタマーリレーションズ
  9. バックオフィス(総務・IT):江崎グリコ株式会社
  10. 人事・採用部門:株式会社ビズリーチ
  11. マーケティング部門:サントリーホールディングス株式会社
  12. カスタマー・予約部門:城崎温泉 三木屋(AIチャットボット・予約管理による業務効率化)
  13. AI活用が企業にもたらす価値と課題
  14. AI活用事例から考えるAIの競争力
  15. AI活用の実施状況や導入の課題
  16. AI活用事例から学ぶ競争力強化と今後の展望

【業種別】業務効率を大きく改善するAI活用事例

AIは各業界の基幹業務に深く浸透しており、需要予測から品質管理、専門的な診断支援に至るまで、従来の手法を革新することで業務効率化を実現しています。

医療業界:がん研有明病院×Google(乳がん検出精度の向上)

マンモグラフィ画像をAIモデルで解析するスクリーニングシステムを共同研究で導入しています。

この取り組みにより、乳がん検出の精度が約7.6%向上し、早期発見の可能性が高まり、患者様への選択肢拡大にもつながりました。

参考:がん研有明病院

建設業界:大林組×NTTコミュニケーションズ(ドローンAIによる現場管理の効率化)

自律飛行ドローンが撮影した映像を画像解析し、工事進捗を自動で記録・管理する実証実験を実施しています。

この仕組みにより、屋内建設現場の巡回・記録にかかる時間が従来の約1時間から約10分へと短縮され、作業効率と安全性の向上が実現しました。

参考:大林組

製造業:株式会社ヨシズミプレス(AI画像検査で品質検査工程を効率化)

株式会社ヨシズミプレスでは、AIによる外観検査システムを導入し、従来は6名の担当者が約10日間かけていた月間50万個の製品検査を自動化しました。

AIが良品と判定した約48万個を自動で選別し、不良品判定の約2万個のみを目視再検査するプロセスにすることで、検査に要する総時間が約40%削減され、従業員の負担と工数を大幅に軽減しています。 

参考:東京都中小企業振興公社

中小小売業:AIによる需要予測

AI需要予測サービスを活用し、属人化していた発注業務を改善しました。

過去の販売データや、季節、天候を分析してデータドリブンな発注をすることで、廃棄率を昨年比で約57%削減しています。

参考:有限会社 竹隆庵岡埜

不動産業:ヒノキヤグループ(AIチャットボットによる業務知識の標準化)

社内Q&AシステムとしてAIチャットボット「ひのくまコンシェルジュ」を導入し、契約や法律、商品知識に関する情報を蓄積・検索できる環境を整えています。

この仕組みが経験年数に依存しない業務品質の標準化を後押しし、組織全体の対応力向上にもつながっています。

参考:株式会社ヒノキヤグループ

AI活用の成果が見え始めている企業では、目的に応じたユースケース設計が早期の効果創出につながっています。

これらの事例が示すように、AIは各業界で多様な業務に活用されており、従来では難しかった水準の効率化と品質向上をもたらし始めています。

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【部門別】特定業務を支援するAI活用事例

各部門でAIがどのように活用され、具体的な成果を上げているのか、5つの事例を紹介します。

カスタマーサポート:株式会社JR西日本カスタマーリレーションズ

電話応対後の通話ログを文字起こしし、生成AIが自動で要約を作成する仕組みを導入しています。

後処理時間を最大54%削減し、オペレーターの業務効率化を大きく後押ししました。

参考:株式会社JR西日本カスタマーリレーションズ

バックオフィス(総務・IT):江崎グリコ株式会社

社内問い合わせ対応用の生成AIチャットボットを社内ポータルに実装しています。

システム部門への問い合わせが年間で約31%減少し、累計1.3万件以上の問い合わせ抑制につながりました。

参考:Allganize Japan

人事・採用部門:株式会社ビズリーチ

転職希望者が職種やポジションを入力するだけで職務経歴書を自動作成する生成AI機能を提供しています。

本機能利用者のスカウト受信数が約40%向上しました。

参考:株式会社ビズリーチ

マーケティング部門:サントリーホールディングス株式会社

商品CM制作において生成AIを活用し、キャスティングや演出のアイデア検討を実施しています。

AI視点を取り入れたユニークなCMが制作されました。

参考:サントリーホールディングス株式会社

カスタマー・予約部門:城崎温泉 三木屋(AIチャットボット・予約管理による業務効率化)

AIチャットボットを活用した予約受付・問い合わせ対応システムを導入し、顧客対応の効率化と予約管理の自動化を実現しています。

公式サイトに直接連携したチャットボットにより、顧客からの問い合わせや予約希望を24時間自動応答し、電話やメールでの手動対応負担を削減。

結果として自社予約比率の向上や作業工数の大幅削減に繋がっています。

参考:株式会社 三木屋

AIがカスタマーサポートからマーケティング、バックオフィス業務まで幅広い領域で効率化と創造性向上に貢献しています。

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AI活用が企業にもたらす価値と課題

ここまで紹介したように、目的意識を持ってAI活用することで、これまで困難だった価値創造や業務改善が実現されています。

AI活用事例から考えるAIの競争力

AIは単なる効率化ツールではなく、ビジネス競争力を左右する現実的な成果を生み出しています。

重要なプロセスの一部をAI代替し、これまで以上の成果を目指すことも現実的な目標になりつつ状態です。

膨大なコストや時間を要する業務をAIへ委譲するアプローチも広がり、AI活用は企業の優位性につながるのではないでしょうか。

AI活用の実施状況や導入の課題

情報通信総合研究所の調査によれば、生成AI導入率には業種差があります。
情報通信業では35.1%、金融業・保険業では29.0%と進む一方、卸売業・小売業では13.4%に留まっています。

導入企業の課題として「活用ノウハウ不足」(54.0%)、「正確性の確認困難」(50.1%)が上位を占めています。

参考:情報通信総合研究所

AI導入により改善効果が確認される一方、その効果を最大限に引き出すための知識・体制が不足しているケースもあります。
AIは導入すれば即効果が出るものではなく、設計・実装・人材リテラシーが重要です。

AI活用事例から学ぶ競争力強化と今後の展望

AIは特別な技術ではなく、ビジネス基盤としてのインフラへ進化しています。

成功の鍵はどう成果と連動させ、競争力に結びつけるかにあります。
明確なゴール設定、段階的検証、セキュリティや法規制、リテラシー向上といった組織準備が欠かせません。

CLINKSは、600社以上の開発実績と、生成AIパスポート取得者1,000名以上の専門人材を背景に、セキュアで効率的な生成AI導入・活用をトータルに支援しています。

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